※ 以下の譜面内にあるプレイボタンをクリックすると、音を再生できます。
テンポも調整可能です。
Bassline レッスン (初心者~中級者)
「あんな曲をベースで弾きたい・バンド演奏をしたいんだけど、ベースラインがちょっとトリッキー。どうしよう?」なんてことはあったりしますか?
心配することありません。トリッキーな部分を抜いてパートをシンプルにすれば、初心者でも弾ける&曲として成り立つようなベースラインに変換できます。
シンプルなベースラインに余裕がでてきたら、トリッキーな部分を段階的に足していけば、徐々に弾けるようになります。
また、このように色々な曲を練習すれば、コードとベースラインの関係性やベースラインの構成をより理解できるようになり、セッションとかで応用できるようになります。
"I Want You Back" の実際のベースライン
以下 Jackson 5 の 有名な曲 "I Want You Back" の実際のベースラインです。
この曲、ベースラインだけで誰でもわかるような iconic なベースライン!めちゃくちゃ格好いいし、弾いてて楽しい!でも、ちょっとトリッキーな部分がいくつかあります。
でも、初心者もあきらめる必要はありません。
まずは、「最低限」曲と音合わせができるような簡単なベースラインに変えましょう。
レベル1 - Root Note のみのベースライン
ではどうやって簡単なベースラインに変えるの?
簡単なの方法として、コードに沿って "Root Note" のみを弾くことです。
(ルートノートとは、コードの基になる音です。「Cメジャー」も「Cマイナー」も「C7」も
全部ルートは「C」です。)
以下、このような例になります。
(例えば Ab コードの時はベースはルートの Ab を弾き、コードがDbに代わる時にベースもDb。)
これだったら初心者の方もゆっくり練習すれば、弾けるようになります。また、シンプルではありますが、これだけでもベースラインになってる感じがする?!そう思いませんか?
また、こうやって見ていくとコードを意識しているので、同時に曲の構成も少し理解してくるようになります。
(練習するときはゆっくり弾いて大丈夫です!最初練習しているときは、タイミングがずれても問題ないです。1音1音、はっきりした音を鳴らす感じで弾いてみてください。音を出す余裕がでてくれば、スローなテンポで、タイミングを取りながら 弾いてみてください。)
Root noteオンリーのベースラインで余裕がでてきたら、次は以下のように少しづつ「ピックアップ」やフレーズを足していきましょう。
レベル2 - リズム感と「動き」(motion)を足していく

3小節目の F コードになる直前に以下の「1音づつ連続で」登っていく "chromatic" のフレーズを入れることにより、ベースラインに動きがでて、面白みもでてきます。また、ラインがF に1音づつ向かっているので、Fに着地した時は音的には「解決」され、リズム的にも決まる感じです。
おまけに、4小節目の最後にこちらのフレーズも加えてみましょう。

もうこれだけで、カッコいいベースラインになってきた!
レベル3 - 独特感のある「あのフレーズ」を加える
次は、1小節目のこのフレーズを足していきましょう。
思いっきり独特感のあるフレーズです!
ちょっとトリッキーだけど、繰り返しゆっくり練習すれば、弾けるようになります!

ここまでできれば、あともう一歩!
レベル4 - 2小節目の「登っていくライン」を加えて完了
最後に、2小節目の実際のこのフレーズを弾けるようになれば、これで完了!
ここが一番難しい部分かもしれない。でも、ここまできたら、あと一歩で完璧!
